BOKUGOTO出店のお礼と見た景色と今後の妄想

今年もBOKUGOTOに呼んでいただきました!ありがとうございました!

今年は全部で4~50店舗+飛び入り行商スタイルさんも参加可、相変わらずデカいイベントでした。

お天気だけが心配で、案の定雨も降ったものの思ってたより曇りが長引いて、雨がドカ降りすることもなく、大丈夫でした。

マサさんら実委のみなさんがイベント数日前に運動会テントとタープをかき集めてくださって、屋根付きストリートができて、アジアの屋台村みたいでした(行ったことないけど)。

賑わってたな~楽しかったな~というのがシンプルな感想です。

 

◎ゆるしかの出店内容

私共「ゆるしか」は、当初は図書館とゴロゴロスペースを予定していました。カインズでペラッペラの置き畳買ってね。敷いてゴロゴロしようと思っていたのですが、タープテントなし、公園でファミリーが使うような三角のポップアップテントしか持っていなかったので、雨に備えて全然違う「お菓子のつかみどり」をしました。段ボール箱の1面を丸く切り抜いて、そっから個包装お菓子をムンズと取ってもらうという。楽しかったです。

 

 

◎楽しんだことと感想

私共の屋台の配置がちょうどステージ真ん前で、演者さんがよく見えました。みんなよかったなー。転換時の音楽も含めて、よかった。私の語彙力では表せない良さでした。無理矢理私の知っているもので言うとすれば、「ブリーフ&トランクス」的な良さでした。「半径5メートル以内の日常」って感じでした。あとこれは全くの妄想ですが、掟ポルシェさんも居てほしい。ちょっと来てほしい。

 

屋台ラインナップはもう本当に盛りだくさんで、「トルネードポテト!」みたいなお祭り屋台屋台したものもあれば、オシャンなキッチンカーもあれば、ワークショップもあり本屋もあり、イラスト屋さんやお菓子屋さんやコーヒー屋さんや雑貨屋さんや、ほんと色々でした。

去年の反省を活かして「欲しいものは遠慮なくサッと買うことよ!」ということで、アレコレ買い込んでお店番をしました。毎回出店されるたびにすぐなくなるちいちゃくて繊細なおはぎをしっかり買えました。あと「カレーをいっぱい食べる日」に悲しい事情で「幻」となっていたソルティレモンソーダも買えました。最高でした。

 

◎見た景色

・準備の時にいろんな種類のタープテントをたくさん立てた。知らない人のテントも立てた。知らない人と立てた。

・当初の出店場所と全然違う「来た順に奥から詰める」配置。何回もお世話になってるtakemurateiさんと隣になる。

・出店をしながら自分のイベントに呼べる出店者をハンティングしている人が多くて(私もそう)安心する。鳥取の賑わいはしばらく安泰そう。

・100円玉を握りしめてやってくる子どもたち。つかみどりの回数をオマケした。小さい子は「大きく2回」、中くらいの子は「大きく1回、小さく1回」、大きい子は「1回で大丈夫です!」と言ってくれた。

・「遠足のおやつ200円分」をつかみどり2回で可とする派の子どもと悩ましい表情のおとなさん。

・ゆるしかの虹色の傘を気が済むまで持ってくれた子ども。

などなど。

 

◎BOKUGOTOを経て考えたこと

「しごとでもままごとでもないボクゴトを」を合言葉に集まったみなさんの多様なお店がとても素敵なイベントでした!しっかり作りこまれた屋台からツギハギだらけの屋台まで。生業とする人からこの日限りの屋台まで。

私共の屋台は、ポップは水性ペン書きで最後の方はホラーみたいになってたし、タープの中にポツンと三角テントだったし、今思うと「場所取りして一番ええところからステージ眺めて飲み食いしているふたり」でした。ウケる。

 

イベント全体の雑さ?手作り感?何とも言えませんが「余白のある感じ」がとても好きで、今後のゆるしかのイベントでも目指したい空気感だなぁと思いました。

 

イベントに「余白」があると、誰でも参加できそうな気がする、「妄想」の扉が開いている感じで、私はワクワクします。

たとえば「ポップを水性ペンで書いてくるような出店でいいなら、自分でも出来そう」とか、「キッチンカーじゃなくてもこんなやり方があるのか!」とか、「行商スタイルなら自分は何を持とうかな」とか、「自分だったらもっと上手く運営できる」とか(!)。

これこそが「自分事」のはじまりなんじゃないかという気がします。ボクゴトです。

 

ちょっと話はそれますが、私はバンドマンやライブハウスの空気感がとても好き。

売れるとか売れないとかそういう次元にいないバンドが好き。ハイエースにみんな突っ込んで地方のライブハウスにやってきて、自主制作音源を売って、売上以上に飲んで潰れて、次の日の夕方ごろに二日酔いで帰っていくバンドマンが好き。全然オンタイムにならない感じが好き。ガムテープで雑に貼られてお酒がブチ掛かってるタイムテーブルが好き。

売れてるバンドのドームライブみたいなのにはない「自分もやってみたい!」感とか、「大丈夫かな?台拭きいるかな?」みたいな、他人事ではなくなってしまう「なにかしらの引力」とかが、とても愛おしい。

自分が作るイベントや出店も、誰かにとって「何かしらの引力」がありますように、どこかしら「余白」を残しておきたいと、改めて思いました。

 

長々しすぎておりますので終わります、大好きなイベントです!ありがとうございました!