「次世代につなぐ未来づくりフォーラム・若者から見たジェンダー」トークセッションに登壇しました

10月8日(日)に倉吉市で開催されたフォーラムの中の「若者と瀬地山角さんとのトークセッション」に登壇しました。

今回のフォーラムのプログラムは、ジェンダー論の研究をしている瀬地山さんの基調講演、高校生(倉吉東・中央育英)の研究発表と、私が参加したトークセッションで、結構モリモリな日でした。

 

瀬地山さんの基調講演は、私としてはたいへん面白く有意義で、考えさせられるものでした(好き嫌いは分かれそうやなと思いました)。これについて書きはじめると5000字超えそうなのでまた別の機会に。

のっけから面白かった。「先生とか様とかつけんでええ、瀬地山さんでいきましょう」とか「講演のことを口から出稼ぎと呼んでいる」とか、ほんまにそういう小ネタが大好きでした。

 

私は自分の講演活動にあたって、「おもろいと思ってもらってナンボ」「教職や公務員みたいな大人のしがらみが無い分、やりたい放題機嫌ようやれる大人もいるということを示す」というのをモットーとしているから、瀬地山さんの「オッこの大人おもしろそう」と思えるツカミ、最中の小ネタ、間、進行スピード、本当に参考になりました。どこを学び取ってんねんという話です。

 

 

高校生の研究発表も、すごくよかったです。これまた発表内容の話ではなくなるけれど、高校生と言えばもう10歳年下。あんなに堂々と発表できることに驚いたのはもちろん、課題の着眼点、調べた内容、考察、まとめ…本当に良くって、なんかよくわからんけど親のような気持ちで見てしまいました。やっぱり大人がしっかりしなくてはと思ったり、私も「子ども」の側に立って、大人への啓発を頑張らねばと思ったり、日頃アレコレ考えまくってしまうところをもっとシンプルに削いでいいんだと気付いたり、とにかく忙しく聞いていました。

 

 

そして最後、私含む4人の鳥取在住の若者と、瀬地山さんとのトークセッションも、たいへん有意義でした。

瀬地山さんが当日になって「僕が喋るより若者同士が喋る方がいいでしょ」とか言い出して、みんな用意していた台本がちょっとずつ狂いながら(笑)、でもしっかりと自分の課題意識や考察について話すことができました。全く関係のない4人で、それぞれのテーマで話をしたけれど、最終的に行きついたまとめや、課題の根っこがすごく近いところにあって、いろんな意味でまとまりました。笑

 

私が発表した課題意識は、「大人への啓発」です。

講演に行くのは学校が多くて、いまの10代20代前半はLGBTQについての基礎知識がかなりある。揺らぎがある子どもも多いと思う。そんな子どもたちを、大人はしっかり見たり支えたりすることができるか、とても心配に思っています。

その課題意識の解決に向けての取り組みは、「対話すること」と「素人でも入れる機会を作ること」と話しました。

「講演後のお便り」には、どんなヘイトスピーチにもお返事を書くし、対話もしたい。

それから、県や市などの「当事者のスペース」や「学習会・講演会」には来ない行けない層の人達とも対話の機会を持つために、LGBTQを前面に押し出さないイベント(カレー屋を5店舗集めるとか笑)をして、フラッと当事者と話せる機会をつくる活動を継続したいと話しました。

 

 

なんかもっとあったような気がしますが、また思い出したことは日々のブログで小出しにします。

ええ機会を頂けて、本当によかったです。