「女手ひとつ」の気持ち。

今週末のイベント「ゆるしか図書館」のことを新聞に取り上げてもらいました。:5年ぶりLGBT成人式 なりたい自分への一歩 | 日本海新聞 Net Nihonkai (nnn.co.jp)

そしたら、テレビ局何社かから取材依頼をいただきました。

新聞、私は買ってまで読まないし、私の周りの人もそんな感じだけど、そりゃ読む人も多いわな…!

なんとなく、ミラクル朝市の延長の、”身内感”な頭だったところへ、一気に”不特定多数”の文字がチラついて、ビビりはじめました。笑

 

 

これまで活動をしてきて、「子どもを産む気がないなんて親不孝だ」とか、「なんで両親に話さないの?両親はきっと力になりたいと思っているよ」とか、「若い女の子なのに活動していてすごいね」とか、殴られるより痛い言葉をいくつも受けてきた。

「美人、素晴らしい、お力になりたい、車でもなんでも出します」みたいな人とか、「活動しているなら、○○党は嫌いでしょ?/好きでしょ?」みたいな人とか普通にいるし、隠し撮りされたり、出さないでって言ったのに本名出されたりもする。

まぁ自分が活動してるんだから仕方ないか、と思いつつも、やっぱりちょっと悲しい。

 

私が、社会的に”男性”とされる世界線だったら、こんなことになったんだろうか?とも考えてしまう。そしてまた悲しくなる。

考えすぎなのかもしれないけど、上記のような人たちに対応するときの私は、ニッコリとして、ウンウンと頷きながら最後まで傾聴して、あまつさえ相手の手まで握らんばかりの、対応をすると思う。私はこれを”ホステス田中”と心の中で呼んでいる。

ホステス田中は、もうありとあらゆる自分の中の窓をピシャンとミッチリ閉めて、目の前の人のご気分を害さないように努める。そうしないとLGBTというもの(活動している内容そのもの)に悪影響が出かねんからね。

 

女性性なんてもって生まれたくなかった。…ではなくて、男性性がトコトン有利な世界に生まれたくなかった。あーあ。溜息しか出んよ。

 

 

ちょっと話逸れた。

言いたかったのは、今回新聞に載って、めっちゃ有難いし嬉しいし、興味を持ってくれる人が増えるだろうからヤッターなんだけど、イベント当日に”不意打ち”を食らわないように、気を抜かずにいる必要が出てきた、ということ。

杞憂に終わってくれ~~~

 

でも、もちろん「誰でもええやん」「なんでもええやん」なので、どんなヘンテコな人(失礼!)が来てもOKです。そして、参加者の安全を守ろうと全力で努力します。

 

例えば、大酒飲みの酔っ払いが来て、「男と女のラブベェムってもんは生物として当然の%’#%!*>??…!!!!?」みたいな、よーわからんこと言ってたら、すぐさま私が飛んで行って「へいへい何飲む?酔っ払い!酒を飛ばすにゃお天道様よ」とか言いながら外の休憩スペースに運び出します。

 

あとは参加者さん個人個人で(あっこの人苦手かも…)とか、(なんかこわいかも…)とか、色々出てくることもあるかもしれない。自分でどうにも出来そうにない時は、何なりと言ってきてくださいね。

 

 

あぁ、書いてたら構える準備ができてきた気がする。

がんばるぞ!耐えるぞ!参加者を守りつつ「なんでもええやん」の場も守るぞ!

 

気持ちを保つ効果があるので、noteとほしいものリストを貼らせてください(余裕がある人は記事読んだりしてください)

田中 或|note

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ではまた。