愛すべき景色【ミラクル朝市編】(続きものおわり)

前回から続き。

 

”さんぽ市””野点””じんじんさん”との出会いから6年くらい後からお世話になっているのが”ミラクル朝市”。

 

パーマ屋さん(空き家)、現…シェアハウス兼カフェ兼スペース兼図書室兼ディスコ?なんかよくわからんけどとにかく思いつくものはなんでもできそうな場所「喫茶ミラクル」で月に1回開かれる、思いつくものはなんでもできるイベントがミラクル朝市。

 

実は3年くらい前に1回遊びに行ったことがあって、ずっと「なにかしたいなー」とは思っていたけど、やりたいこともやれることもわからず、ウンウン唸り続けて去年の11月、ようやっと出店する勇気が出ました。

出店に際してのルールとかも特になく、ラフスケッチみたいな出店内容にも「いいね!」と言ってもらえたのはありがたかった。

 

野点”は、野外(扉がない状態)なのに対して、ミラクル朝市は「喫茶ミラクル」というハコありき(野外でもやろうよって言ったらOK出そうだけど!)で、”扉がある安心感”もあるんだなぁと感じた。

私はこれまた、「みんなにやさしい=扉を無くすこと」と頑なに思い込んでおり、扉があって安心、なんてあんまり考えてこなかった。

 

ラクル朝市においては、扉の有る/無し、重い/軽い、見える/見えないが本当に人それぞれで、緊張している人も居れば自分ちの玄関みたいな人もいる。そして、行き来自由。扉はあっても閉じ込めるための扉ではない。安心だ。

 

ラクル朝市については、まだ数か月のお付き合いだから、言葉にするのは難しいことも多いんだけど、毎月なにかをやって、何人かに「いいね」と言われ、何人かには特に何も言われず当たり前みたいに存在することができて、「よくないね」と思っていたとしても、口に出す人はいない。有難い空間です。

 

ラクル朝市に居て、出店者さんや常連さんと話していて感じることは、「何かをはじめるときに、それがすごいことじゃなくてもいい」ということ。だからのびのびやってます。

多分、ミラクルがなかったら、ゆるしか図書館やってないし、あっても大真面目に「LGBT関連書籍だけ」の、なんか狭い感じになってますます近寄りがたい雰囲気かも。

今やってるみたいに、いろんな本がある方が好き。LGBTとか、性教育とか、発達とか、政治とか、思想とか哲学っぽいこと、ジェンダーとか価値観とかいろいろ。

専門性がなくて申し訳ないけど、でも結局どの本を読んでいっても全部の本に繋がりがあるような気がしてきちゃって、境界が引けないのよ。笑

でも、それも「おもろいやん」ってなってるので、いい。

 

 

さんぽ市、野点、じんじんさん、ミラクル朝市との関わりとか、これまでの体験・仕事(お役所仕事は特に)とかも含め、フリーターの今、これからどうしていきたいか、大いに悩む。

なんか、現時点では思いっきり就活してて、雇われに戻る流れになっててウケるんだけど、まぁそれはそれで、人生や夢が決まるわけじゃない。

 

カフェなり、シェアオフィスなり、シェアハウスなり、ルームシェアなり、いのちの電話なり、シェルターなり、子どもの預かりなり…やりたいことはてんこ盛りで、それをどういう形にするのか、しないのか?自分がするのか、他者を手伝うのか?1つの拠点をドンと据えるのか、身軽に出没するのか?ほんとうに色々。

 

愛すべき景色たちと、愛すべき人たちと関わり続けながら、なにかしらどこかしらのタイミングで決まっていけばいい。

人生100年、あと74年もあるもんね。ぐえ。