ゆるしか出店報告と、それで考えた「居場所」の話

お久しぶりですー。

 

オンライン交流会のヤルヤル詐欺が常習化してきています、もうしわけないです。どうもオンラインは苦手らしい。早くコロナ終わらないかなぁ。

「対面やるぞ」って人たち、「家に居よう」って人たち、どちらからも日常が戻ってくると思っているので、私もどんな形でも動いてみよ~と、ラクに考え始めたところです。

 

それで、11月は2回、「ゆるしか」の屋号で出店ごとをしてきました。

1つめは「用瀬さんぽ市」、こちらは文具類の「ご自由にお持ち帰りください」とケーキの販売、あとイートインでこたつ

2つめは喫茶ミラクルの「ミラクル朝市」、こちらは同じく「ご自由にお持ち帰りください」と、私の蔵書で移動図書館みたいなことをしました。

 

え、めっちゃエエやん。

場が良すぎる。どうやったらあんな感じになるんだ。語彙力。とにかくイイ。

自由に楽しくなんでもええやんが滲み出た、体現された場が、私は欲しいんだなぁと思いました。

 

と、同時に、やっぱり主催側の頭でも考えてしまったのですが、ああいう場を「作る」方は難しいんだろうなぁ。

ぼやっと思ったのは、ああいう場の「なんでもええやん空気」の中にも、やっぱりしっかりしないといけない部分があるということ。

「コンセントは自由に使ってOK」の裏には、しっかり電気代を支払う主催者がいて、「食べ物売ってOK」の裏には、食品衛生の講習を受けて保健所に申請した主催者がいる。「なんでもええやん」「おもろいことやったらええやん」を提供するために、「無条件」のために、たくさんの条件をクリアしていかなきゃいけないのかなと思うと、尊いしやっぱりヘルジャパンだし、私もそういう場を作る側にいたい。

 

もうひとつは、ああいう場は、ほかの場所よりも「好む/好まない」がハッキリ出やすくて、それゆえ「いかに扉を開けておくか」が大事そうだなということ。

波長の同じような人が集まったら居心地がいいに決まっていて、それでもいいんだけれども、あんまりにもその場の人たちだけで楽しそうにしていると、温度差で外部の人も入って来づらい。私が活動拠点を決めたくないのはこういうのも要因だと思う。

「この場を知ってて、狙ってくる人たち」と「名前だけは前から知ってて、やっと覗きにこれた人たち」と「なんとなくやってたからきた人たち」と、アンドモアの人たちが、分断されずに混ざり合って在るためにはどうしたらいいのだろうとか、そういうことも考えていました。

 

私にとって今回の用瀬や喫茶ミラクルは「理想的かつ非日常」の場なので、居心地はいいが家に帰ってからの反動が大きい!(明日からまたヘルジャパンを彷徨うのか…憂鬱で仕方ねぇ…)とやさぐれてしまったり、考え事でいっぱいになったり。

が、今は無職の身。ヘルジャパンの一部(労働)とちょっと離れてみて、いろんな話も舞い込んできて、「非日常」を日常に出来る選択肢も出てきました。

ミックスバーやろうよとか、子どもの居場所作りやろうよとか、シェアオフィスしようよとか。

とはいってもそっちに全振りしてたら生活が立ち行かなくなるので、いまは稼ぎと夢の配合比を考え中です。

 

「みんな」「居心地のよさ」「なんでもええやん」と「なんでもええやんを用意するための現実的なアレコレ」…考えることがたくさん出来た11月でした!

いろんな場所に行って、アレコレ考えて、ぼちぼち何かをやってみよ~、と思ったのでした。