貧胸手術がメジャーになって欲しい話

付け爪、つけまつ毛、エクステ、つけ八重歯と同じように、乳も付け外しできるようになればいいのにと常々思ってます。っていうのが、今日の話題です。

 

私が持って生まれた身体は女性。大人になってみると「かくもこの世はままならぬ」とため息を吐かずにはいられないほど立派な女体になりました。この残念さは「ガチャが外れた」時のソレ。

性別ガチャもハズレだし、女体ガチャもハズレです。うーん、こんなはずでは…。

ガチャが失敗するとどうなる?そう、課金だ!…という話は後半に回すとして。

 

私は色々あって(割愛)、自分を性的な目で見られることに強い嫌悪感を抱く。だから、「乳よ、そんなにアピールせんでもええわ!へっこんでやがれ!!」と思っている。子どもも産むつもりがないし、産んでも使う気が無い(世のママたちが「乳首千切れる」と叫んでいるのを見て恐ろしくなった)ので、いよいよ乳の存在を問わずにはいられなかった。

ファッション面でも、バストに合わせるとウエストがばがば、ウエストに合わせるとバストぎゅうぎゅうみたいな事態になるし、大好きなオーバーサイズのトップスも、思うような着こなしにならない(縁起でもないけど、オーバーサイズのスウェットを着た時は、双子が面布をかけたみたいに見える)。

 

 

私はたぶん、「トランスジェンダー」というわけではない。と思う。自分の身体に違和感や嫌悪感があったりというわけではなく、詰まりすぎた脂肪に物申したいことがあるだけなので、多分違う。

ここで「私はトランスジェンダーではないと思う」と宣言することの意図は、性自認と性表現が全く別のものであるよということを伝えたいというところにある。トランスジェンダーは皆異性装をするわけではないし、異性装者はみんなトランスジェンダーであるわけではないということだね。

 

…で、だ。最初の方に言っていた「ガチャが失敗すると課金だ!」の話になるけど、「性別ガチャ」で女、「女体ガチャ」で想定外の脂肪を手に入れてしまった私に与えられた選択肢のうちの1つが「課金」である。つまり、豊胸ならぬ「貧胸」にお金を費やそうということですね。

 

今のところは、ナベシャツやスポーツブラ、「胸が小さく見えるブラ」を試しながら、なにが合うかを選んでいるところ。でも、「押さえつけ」「締めつけ」って身体に悪そうで。

血の巡りが悪くなったり、肋間神経痛になったり、内出血したり、肩こりが悪化したり。

脂肪チャンがジワジワともたらすダメージを蓄積するのと、1回パンと手術する時のダメージは、実は変わらないんじゃなかろうか…と思ったりもする。そう思うと、パンとBカップくらいにしてもらって、ジワジワダメージを無くしちゃった方がお得なのかなぁなんて思っています。

 

 

でも、身体に手を加える決断は、そうそう簡単に出来るものではない。一度手放した「天然乳」はもう二度と帰ってこないのだから、よく考えて、じっくりと決める必要がある。もちろんお金もかかる。で、今のところセクシュアリティがフワフワしているので(これからもフワフワな可能性もあるけど)、今は決断の時期ではないと思う。もうちょっとの間は、この愛しい脂肪チャンたちと付き合っていこうと思っている。

 

もし二重手術とかみたいにメジャーになったら、また考えようと思う。