おひさしぶりです
各位お元気でしょうか?
田中は元気に会社の犬になりかけています。長いものに巻かれるって、エエな。
底なしの「ラク」。私が私じゃなくなっていく感覚も、もう五周くらい回ってアリなんちゃうかなって気がしてきました。
SOGIESCに関してマイノリティである私は、マジョリティになることも擬態することもできなかったわけだが、もうラクできるところはラクしちゃおうかなって。
戦うのも流れるのも、私にとっては自傷行為みたいな一面があるよなぁ、なんて小難しいことを考えちゃいます。
ま、それはさておき。
春?初夏?に講演会をした高校さんから、今度はPTAさん向けに講演会をしてくださいとのことだったので、昨日ミーティングにいってきました。
やっぱりPTAの保護者さんって「母親」サイドなんだなぁとか思いながら、あれやこれや話をしてきました。
今回の所有時間は1時間。そのなかで、基礎知識、10代20代のリアルな声、私自身の体験談、カミングアウトをされたときの対応(?)の仕方、マイノリティが直面する困難…についてお話してほしいとのこと。
わかる、私もそういう話をしたいんだけれど、時間が足りないっ…!
構成に悩みます。
正直、「聞き心地のいい1時間」「なんか学んだ気になった1時間」「綺麗にまとまった1時間」は、とっても簡単に作れます。
が、それはしたくない。
講演聞いて、その場で渡された感想用紙には何も書けなくて、帰りの車の中、帰った後のお風呂の中で、「田中が言ってたアレって、こういうことやったんかなぁ」「もし私がああいう立場になったら、どうするんかなぁ」とかって、悶々と考えてほしい。
知りたさ、知りたくなさ、温かさ、冷たさ、重さ、痛み、愛情…いろんな感情を1時間で投げかけるから、あとは悶々としちゃってほしい。
自分の子どもをぼーっと見つめながら、彼らが「自分の想像できる範囲以外の場所」にいる可能性について考えたりしてほしい。
なんて、思っちゃうのです。
非常に残念なことに、私は「LGBTであることを前向きに捉えて頑張っている活動家」みたいなものではない。
日々「フツウになりたい」なんて言って泣いて、でもマジョリティになんてなれなくて、常に崖っぷちです。
そんな田中氏、講演会は9月中旬。
10月にお引越しをしようと思っているので、なんだかんだ忙しい中での依頼ですが、大事に大事に、それこそ車の中でもお風呂の中でも悶々としながら、資料つくりにかかります。
もし見学したいという方がおられたら、お声掛けください。
午後から半休とったので、お迎えにもいきますよー。
ではでは。