2023年を振り返るはずが十数年前の反省会

今年も残すところあと数日ですか。シフト制で長期休暇無しの仕事をやってると何の感覚もありませんで。めでたいことに、年末年始は4連勤です。年末年始勤務手当をかっさらいます。

それはさておき、2023年も色々ありました。トータルではいい年だったんじゃないかなと思います。んーもう、私という人間がもうこんな具合なので、穏やかな一年とか、健やかな一年とか、そんなものはもうどうだっていい(笑)そんなものはきっと私が私である限り縁がないだろうと思う…ウケます。まぁ、いい1年でしたよ、おそらく。

 

私も歳を取りました。

こないだ新聞の連載(これもあと3回で終わります!)書いてて気付いたけど、地元を出て10年経ちました。

「大学に受からないと死ぬ」(最近の若者が言う「死ぬ」じゃなくマジの死)と本気で思い混んでいて、毎夜泣きながら勉強していた高校3年生だったのが、もう10年前です。

くそしょうもないレベルのいじめに遭いつつも「言いたいことあるんなら1人で直接言いにくれば?」と突っかかっていった中1は、もう15年前。

子どもじゃなくなって、学生じゃなくなって、職場を転々としていりゃあ、それなりに歳を取るし成長するものなんですね。ここ数年で一気に子どもの頃の自分があまりにも残念だったと気付いて、恥ずかしくなってきました。今日はそんな話を。

 

今の職場はだいたい4社目。3社目と今の会社の間にアルバイトを2つやっていた(うち1つは継続中)ので、それを入れると社会人になってから計6つの会社で働いてきたわけです。

社会人をやるのも、転職活動をするのも、社を経るごとに上手になってきているんです。ほんまに。というか、もともとが下手すぎた。

 

1社目でずーっといけている人はマジでスゲェと思うけど、その人がスゲェのもあるだろうし、それ以上に私が人並以下すぎ、下手すぎたのもあるんだろうなと思います。世渡りとか、協調性とか。

そう思ったら小学の通信簿から「協調性がない」とか書かれてたし、部活の外部顧問から「人に好かれたいならまず自分が相手を好きになれ」とか有難いお言葉をもらったりしていた。

今やってる学童のバイト先の子どもたち見て「ああ私は本当に協調性がないわ、そりゃいじめられもしますわ」と自覚したり…今も昔も生きるの下手だったんだなぁ。今はちったぁ学んだなぁと思います。

 

前にどっかで書いたことあったかもしれないけど、1社目では「最初の1年半くらいはROM専しておけばよかった」ということを学びました。表向きの業務と実際はどうかとか、この人とこの人は仲が良くないとか、誰についておけば安パイかとか、とりあえず1年半くらいは当たり障りない感じで過ごしながら様子見をしてもよかったかもしれん。

2社目で学んだのは「ちょっと変だと思ったらすぐ逃げろ」。マルチ勧誘(もちろんされた側)で鍛えた観察力で、ちょっとでも違和感があったら逃げた方がよい。だいたい勘は当たる、ブラックだぞ。

3社目で学んだのは「応募する前に見に行けるなら行っとけ」。お店やなんかの施設で、あらかじめ見に行けるところなら従業員がどんな感じか、勤務の様子はどうかを見ておけば、入る前に気付けることがいくらでもある。

4社目で学んでいることは……在職中なのでヒミツ♡でも相変わらず人間的に成長期なので、学びは多いですよ~とだけ書いておきます。

 

 

正直この歳になるまで、小学の通信簿の「協調性がない」がどういうことなのか、なんでそんな指摘をされなあかんかったのか、まったくピンと来ていなかった。が、めっちゃ大事ね。既に備わっている人には、小学校の頃からもう備わっていて、私は際立って無かったのだろうな。で、協調性なり空気を読むことだったり、その場その場の最適解で動けることってめちゃくちゃ大事…一生かかっても出来ねぇだろうけど。それを今、30手前でようやっと掴みかけている(気がしているだけで多分全然まだまだなんやろうな)。そりゃあ生きづらいわけだ。そりゃあ燃費が悪いわけだ。

 

それこそ小学生の頃から「将来は起業しそう」と言われたり、適職診断では芸術家とかそんなのばっかりで、要するに社不な私なのですが、それがようやく「あの時のあれはこういうことだったのかー!!」と理解できることが増えてきました。

 

そんな年でした(?)2023年。

近況報告

近況報告

 

久しぶりな気がする!近況報告です。

「今日は夜仕事するから景気付けに一杯~!」と飲んだ「大吟醸 但馬 天」がアカンかった。酒はもちろん美味いのですが、今日は飲んだら頭が働かなくなる日でした。アウト!

書こうと思ってた原稿、お便り、今日は書けないや。それならばせめてブログでも…。

 

講演会は12月1日で納めました。今年は19か所。去年が16か所だったかな?毎年最高記録更新です。来年もドンドコ増えそうな感じで、まじでどうしよう。今以上は無理よ~身が持たないよ~!講師謝礼でいただいたお金がそのまま散財と精神科代に消えるのは、本当に健全じゃない!来年はもうちょっと慎重に行けたらいいな。じぶんが一番だいじ。

 

・・・とは言いつつ、もう来年の予定が5か所は決まってて本当にウケます。

新年の講演はじめは2024年1月14日(日)、令和5年度倉吉市性的マイノリティ講演会です。鳥取県「多様な性を認め合う社会づくり推進事業」の1つです。

午前中に倉吉市LGBTコミュニティスペース(当事者限定)に参加して、午後から講演(こちらは誰でも聴講可・要申込)です。要チェケです~

 

 

12月なのに暖房無しで22℃の部屋から。寒かったり暑かったり、窓閉め切っててもどこからか蚊が現れたりして、どうにも体調心調がすぐれない。もうすぐ山陰の冬が来るのに…今こんなんで大丈夫なのか!やっていけるのか!おそろしいですね。でもなんだかんだ言って這いながら10回も冬を乗り越えてきたじゃないか、たぶん今年も大丈夫。

 

全然文章が書けない。(笑)

ではまた…!

用瀬夏祭り出店のお礼と見た景色

7月23日、だいすき用瀬町の夏祭りにテキ屋を出してきました!楽しかったです。

「公民館」とか「商工会」とか「何区」とか、そういう響きの空間の中で屋台が出せるってとても幸せなことだなぁと思いました。いわゆる「屋台」みたいなのがあるタイプじゃない、「ド地域のお祭り」でした。公民館の出店は「ペットボトル飲料50円・缶ビール100円」とほぼ差し入れの域。癒されました。

ほぼ地域の人だけで、お祭りという非日常。「ちょっとヤンチャしても大丈夫かも?」なスリルと遊ぶ子どもたちが愛らしかったです。

 

今回の出店内容

今回は妄想屋台というよりは、しっかりテキ屋でした!お寺の駐車場をお借りして、大学生の屋台チームとならんで出店しました。大学生チームは流しそうめんならぬ浮かばせそうめんの屋台とか、自由に絵を描いていいアート屋台、あとは就活中の大学生の就活屋台などなど、おもろいものがたくさんでした。

私の屋台は

・スーパーボール当てくじ 70円

・鳥の水笛 500円(1個も売れず終了)

・タトゥーシール 100円

・お菓子のつかみ取り 200円

・シーグラスアクセサリー 350円~1300円(1個も売れず終了) でした。

 

スーパーボールと水笛は「子どものころ欲しかったもの」がテーマで選出。それから5月のBOKUGOTOで好評だったお菓子のつかみ取りと、新作のシーグラスアクセサリー。今回一番意外だったのは、「もののついで」程度に持って行ったタトゥーシールがバカ売れしたこと。好評も好評でした。

水で貼ってベビーオイルで剥がす簡素なものでしたが、すんごい人気でした。すごかった。

 

今回見た景色

・近くの家の子どもが準備段階からもう居て、お手伝いをしてくれたのでスーパーボールをあげた

・同じ子たちに水笛をあげたらものの10分ほどで飽きて道端に置き去りにしていた(吹いててくれたら宣伝になると思ったのに…甘かった!)

・区ごとにデコトラがあって、めちゃくちゃよかった。軽トラにキラキラのレイとか飾ってあって、荷台がヤグラみたいになってて、スピーカーとMCさんが乗ってるやつ。私の地元のお祭りにもありました。

デコトラ主導のもと、各区でしゃんしゃん傘踊りとかいろんな踊りを踊ってくれた

・各区がすれ違う(入れ替わる)とき、デコトラMCさんたちが「〇区のみなさん、おつかれさまです」「□区のみなさま、おつかれさまです。がんばりましょう」とお互いを労い労りまくっていた。なんか泣きそうになりました。

デコトラのスピーカーから流れる音割れしゃんしゃんテーマ

・小学生かな?の男の子集団が「墨入れてください!!」ってきた。

・↑このうち何人かは充電マーク(満タンの子と半分の子がいたな…)をおでこに貼ってた

・タトゥーシールを買った時にオマケでついてきたトライバル柄(私は一生余ると思ってた)が売れた

・子どもに「お金溜まった?」と聞かれた

 

総じてハートフルで「やっぱり用瀬が好きなんよ」と思いました。コロナ前ぶりのお祭り。「以前のお祭りが帰ってきた!」と思えている人たちはある程度大人。小さい子たちからしたらはじめてのお祭りだったかもしれないなぁと思いながら、今流行りの「マルシェ」みたいなものや、間貸しスペースでやるイベントとは違う、根っからの地域行事に関わって、その輪の中にそっと居られたことがとても嬉しかったです。

「次世代につなぐ未来づくりフォーラム・若者から見たジェンダー」トークセッションに登壇しました

10月8日(日)に倉吉市で開催されたフォーラムの中の「若者と瀬地山角さんとのトークセッション」に登壇しました。

今回のフォーラムのプログラムは、ジェンダー論の研究をしている瀬地山さんの基調講演、高校生(倉吉東・中央育英)の研究発表と、私が参加したトークセッションで、結構モリモリな日でした。

 

瀬地山さんの基調講演は、私としてはたいへん面白く有意義で、考えさせられるものでした(好き嫌いは分かれそうやなと思いました)。これについて書きはじめると5000字超えそうなのでまた別の機会に。

のっけから面白かった。「先生とか様とかつけんでええ、瀬地山さんでいきましょう」とか「講演のことを口から出稼ぎと呼んでいる」とか、ほんまにそういう小ネタが大好きでした。

 

私は自分の講演活動にあたって、「おもろいと思ってもらってナンボ」「教職や公務員みたいな大人のしがらみが無い分、やりたい放題機嫌ようやれる大人もいるということを示す」というのをモットーとしているから、瀬地山さんの「オッこの大人おもしろそう」と思えるツカミ、最中の小ネタ、間、進行スピード、本当に参考になりました。どこを学び取ってんねんという話です。

 

 

高校生の研究発表も、すごくよかったです。これまた発表内容の話ではなくなるけれど、高校生と言えばもう10歳年下。あんなに堂々と発表できることに驚いたのはもちろん、課題の着眼点、調べた内容、考察、まとめ…本当に良くって、なんかよくわからんけど親のような気持ちで見てしまいました。やっぱり大人がしっかりしなくてはと思ったり、私も「子ども」の側に立って、大人への啓発を頑張らねばと思ったり、日頃アレコレ考えまくってしまうところをもっとシンプルに削いでいいんだと気付いたり、とにかく忙しく聞いていました。

 

 

そして最後、私含む4人の鳥取在住の若者と、瀬地山さんとのトークセッションも、たいへん有意義でした。

瀬地山さんが当日になって「僕が喋るより若者同士が喋る方がいいでしょ」とか言い出して、みんな用意していた台本がちょっとずつ狂いながら(笑)、でもしっかりと自分の課題意識や考察について話すことができました。全く関係のない4人で、それぞれのテーマで話をしたけれど、最終的に行きついたまとめや、課題の根っこがすごく近いところにあって、いろんな意味でまとまりました。笑

 

私が発表した課題意識は、「大人への啓発」です。

講演に行くのは学校が多くて、いまの10代20代前半はLGBTQについての基礎知識がかなりある。揺らぎがある子どもも多いと思う。そんな子どもたちを、大人はしっかり見たり支えたりすることができるか、とても心配に思っています。

その課題意識の解決に向けての取り組みは、「対話すること」と「素人でも入れる機会を作ること」と話しました。

「講演後のお便り」には、どんなヘイトスピーチにもお返事を書くし、対話もしたい。

それから、県や市などの「当事者のスペース」や「学習会・講演会」には来ない行けない層の人達とも対話の機会を持つために、LGBTQを前面に押し出さないイベント(カレー屋を5店舗集めるとか笑)をして、フラッと当事者と話せる機会をつくる活動を継続したいと話しました。

 

 

なんかもっとあったような気がしますが、また思い出したことは日々のブログで小出しにします。

ええ機会を頂けて、本当によかったです。

お愚痴の供養♡

講演依頼や取材依頼をいただく。これはとてもありがたいこと。

これがないと私は1人で勝手にブログや自主イベントでちいさくちいさく発信するしかなく、「ひとりでも多くの人に」なんて夢のまた夢となる。依頼をいただけることにはめちゃくちゃ感謝しております。

 

が!依頼をするなら。「お願い」をするなら…。もっと事前に調べたりしてくれたっていいんじゃないかと思うことが度々あって、もうこのタイミングで書いてやろうという回です。

 

「虹色らくだ」を「べにいろらくだ」と読み上げられた日

「ゆるしか」を「ゆりしか」と書かれた日

「田中或」を「たなか…さん」と読み上げられた日

「LGDT」と書かれた講演の垂れ幕

 

「正直私はよく知らないんですが(笑)」という講演前の応接室での言葉

「なんか最近流行りですよね、これから増えるんですよね」という講演前の応接室での言葉

「生徒がLGBTかどうか知っているのと知らないのとでは扱いが変わってくる」という講演後の応接室での言葉

「田中さんは女性じゃないですか」という講演後の渡り廊下での言葉

 

男性トイレを案内された日

マスクを外して素顔を見せてほしいと言われた日

結婚はしないのかと聞かれた日

つらかった体験話だけを求められた日

前向きに頑張る姿だけを求められた日

 

 

正直、まぁそういうことにもいい加減慣れたほうが早いと思う。

担当者はたまたま人権担当、取材担当になってしまっただけで、本当のところはLGBTについて知る気もなく、職場の方針だか何だかによって決められただけなのだろうから。

届く人に届けばよい。それが草の根活動なのです。

 

…と言うと思ったか。ほんとに、ふざけるのも大概にしていただきたい。

 

講演依頼をいただいた団体には「講演概要」というファイルを送っています。

私からの確認事項、お願いを読んでもらうシートと、講演の詳細を入力してもらうシートがあって、各シートの確認・入力・講演運営陣への共有をお願いしています。

 

このファイルに、この夏から「講演を運営する人は必ず事前学習をしてください」という項目を追加しちゃいました。もうね、ええ加減キツいです。

流行りだから講演をして欲しいとか、他の人権問題を扱うのはマンネリだから目新しいテーマにしたいとかなら、県職員市職員、人権センター職員などに頼むのも手です。啓発ビデオなんかを観るのも手です。

わざわざ当事者を招いて「いやぁ実は私全く知らないんですけどね!」なんて無自覚の差別を投げつけてくるの、本当にやめていただきたい。頼みます。

 

あぁ!こんなことを言ったところで、彼ら彼女らには届きはしないと思うけれど!

だからといって一人で悶々としていると早死にしますね…お愚痴でした。供養供養。

ゆるしか図書館「夏のわすれもの回」のお礼

9月16日(日)、不真面目商店にて

ゆるしか図書館「夏のわすれもの回」無事に終了しました!

真夏ほどではないにしても暑かったし、途中雨も降ったし、駅前周辺のイベントとダダ被りしたりもしましたが、一言で言うと「現場たのしい」でした!

 

夏の繁忙期(講演も稼ぎ口も)を乗り越えて、秋の繁忙期(妄想屋台活動)までのちょっと間に企画したゆるしか図書館でした。現場がはやくやりたかった!今回は「夏のわすれもの回」。

ビアガーデンのような、BBQのような、昼酒イベントがやってみたく。いいい音楽も聞きたく。プラス7月23日の用瀬で出させてもらった夏祭りのテキ屋屋台が楽しくて!…という私の欲望にまみれた夏の妄想にお付き合いいただきました。そりゃ私は楽しいわけだ。

 

【見たこと、思ったこと】

・不真面目商店の近所に住んでる姉妹が子どもたちだけで来た!前は親御さんと一緒だったのに、大きくなったなぁ。

・↑の姉妹、テキ屋にしっかりハマる。スーパーボールあてくじの「大きいスーパーボール」が100分の5の確率でしか当たらないことを大人みんなで説明に困る。笑

テキ屋の「金魚(フィギュア)すくい」、ポイが破れても全然とれる。

・焼き鳥がうますぎる。スパイスは「ほりにし」と「マキシマム」。

・ビールはアサヒスーパードライ。あと「儲かる」テキーラ

・「こんなハートフルなイベントでテキーラなんて誰が飲むねん!」と思いきや、クラブで育ちし者が条件反射で飲んでた。

インドカレー屋さんの友達が遊びにきた!昨日飲みすぎたからビール飲まないって言った10分後には飲んでたし、我が家で未開封だった麦焼酎を持って帰っていった。

・「どういう繫がり?!」って人同士が繋がってる。不真面目商店おもしろい。すごい。

・私の力ではどうやっても来ないだろう層の人達が集まるので、出店者さんや告知してくださることに感謝しかない。

・スーパーに行く途中、帰る途中の人が焼き鳥をテイクアウトしてくださる。

・なんならスーパーの店員さんも焼き鳥を食べにくる(焼き鳥屋さんのお知り合いでした)。

・お子様が絵本にビールをこぼしてしまったのだけれど、絵本は強い。ノーダメージ。

・↑この子、アクエリ600mlを飲み干したのちお昼寝。

などなど

 

 

今回もおおむね楽しくイベントをやれたのだけれど、もうちょっと上手に立ち回ることも出来たなぁとか思ったりもして、反省もたくさんでした。次回以降、機会があればさらに進化させていかねばと思います。

 

 

で、毎回そうなんだけど、ゆるしかの活動の「啓発(講演)活動」と、「妄想屋台活動」の2大柱と、今回の「ゆるしか図書館」の位置づけについて、出店者さんたちと話したり自分の中で考えたりしました。で、「私は」この十把一絡な感じがとても好きだなぁと、改めて思いました。

 

たとえば、講演活動では「性の多様性について」とか「LGBTQ」とかの内容をお話しているから、そんな団体がやるイベントは「LGBTQコミュニティ」とか「LGBTQの居場所作り」とかの方がしっくりくる(わかりやすい)人もいるかもしれない。けれど私はそうしていない。その心は、「だっていろんな人がいるのがいいもの!」です。

 

LGBTQだけが集まるサークルやコミュニティスペースは既にある。鳥取なら市が運営するような、しっかりと公のバックアップがあるものがある。そちらにお任せします。

それから一番の理由は私自身の体験で、LGBTQオンリーのイベントや交流会に参加したあと、めっちゃ疲れたから。

 

当事者同士で「どこまで話すか」の探り合いをしたり、大っぴらに性の話をしたり(それが普段できなくて、LGBTQだけの空間だと出来る!みたいなのも分かるのは分かる!)の空気が苦手だ~と感じたことが何度かあって、交流会の類にそもそも惹かれなくなったのが1つ(でもこれは合う場所を探せばいい話。なおその元気が今はない)。

もう1つは、当事者だけの安心感とか、動画を観たあと勇気付けられたり元気が出たあとに、「社会」に戻るのがものすごくしんどくなったこと。動画見て「よっしゃー強く生きていくで!自分は自分じゃ!!」とか思えても、また学校や仕事に行って、周りがマジョリティかヘイターかアライかなにかも分からない場に身を投じなければならないと思った時、もう無理で。現実とのギャップにやられたのでした。

 

そういうことで「私がやりたいのは、当事者ばっかりを集める会よりも、安心できる集会を作ることである」ということになったのです。私が安心できる人達を呼んだり、推したい人達に出店してもらったりして、そこから繋がった人たちが集まるごく小規模な場を、細く長く作る方が、私は楽しそうだと思ったし、活動の持続可能性が高そうだと思っています。

(なにせワンマン活動なもので、身勝手で大変申し訳ないが、「主催が機嫌ようやれる」を大事に、自分削らん程度に、余裕持って動ける規模のものしか今は作れんです。)

場所により、時期により、集まる人により、集めたい人により、変化する場所でいいと思っております。(誰に対しての弁明(?))

 

私が企画する「ゆるしか図書館」は、このくらいの規模感で、小さくゆっくりやっていきますが、運営に入っている「用瀬さんぽ市」や「BOKUGOTO」は、キチンとしたバックアップがあったり、一人じゃなくてみんなで作るものだから、ワ―っとパーっとやりたいなと思っています!

 

これからもぼちぼちがんばりまーす。

ゆるしか図書館「夏のわすれもの回」ありがとうございました!

さいきん考えていること

物心ついたときから、「田中ちゃんは将来社長になりそう!」「起業してそう」「独立しそう」と言われがちで、職業適性スマホ診断の類のものをするとだいたい「芸術家」か「起業家」と出てしまう。ずーっとうすうす感じ続けてはいたけれど、要するに協調性がなくて、独特で、一人(あるいは少数)で何かやるのがいい、勤め人は不向きってことなのだろう。

現に私は今、大学を卒業して4つ目の職場で、例によって、またしても、鬱の傾向が出始めて、人間関係に悩み始めた。これ、もはや「職場ガチャ」でもなんでもなく、「単に手前が地雷」ってだけの話だと、本当に(笑)思わざるを得なくなってきた。

 

いやいや、職場を転々としながら、社会人をやるにつれて何かしらを学び、ちょっとずつ上手になっていっている、その自覚と自信はある。だから「もうただちにダメだ、死んでしまおう」なんて考えは全く浮かばないのだけれど、「自分はあと何十年こんな生きづらさを抱えていくのだろう」と、うっすら絶望してはいる。

はやいとここんな生きづらさは手放していって、診断で「会社員が向いてる」とか言われてみたい…!そんな日が来ないことも、うっすら気付いているのだが。

 

自分の正義がしっかりしていて、やりたいこともハッキリ決めることができて、しかしそれ(自分が築いたノウハウや自分の気持ち)を他者に伝えるのが苦手で、しかも他者を信頼するとか頼みごとをするのが苦手。だから「手の届く範囲のことを自分でやる」に終始してしまう。今はそれでもいいのだろうけれど、大人になってもこのままか。ちいせぇ大人だな、と、ちょっと悲しくなる。

 

それをどうにか変えてみたくて、「用瀬さんぽ市やBOKUGOTOの実行委員に入る」という行動は起こしてみたわけです。

 

自分に自信がない。やっていける自信がない。誰かを巻き込むことも怖い。鬱だ鬱だ―!

でもこんな自分を抱えつつも、やっぱり生きていくしかないのだし、「いっそ起業すっか!」と、10年先に起業するくらいの気持ちで、あれやこれやの種蒔きを始めたところ。

 

社不でも働けて、そこそこ暮らしていけるお金も入るバチバチ営利団体、なのに人助けや引きこもり支援も出来まっせみたいな。チャレンジショップも出来まっせ、しかもチャレンジショップもしっかり儲けが出まっせみたいな。まじで夢です。

10年先に何が必要になるか、そのために今何が出来るのかを探しながら生きてみるのは、意外と楽しい。

既存のお店さんをたくさん回って、「ここが穴場だ!これやろう!」ってのを見つけ出せたら、勝ち。

 

現実は社不ですが、ここで腐ってたってしゃあないので、現実味のある現実逃避で遊ぶ。